ツールカードの醍醐味

2012.02.20ツールカードの世界Comment (0) - Trackback (0)

ツールカードの面白さとは、なんといっても「カードサイズ」というところにあります。
単に小さいということだけでもかわいらしいところに、財布や手帳のカードホルダーに入る便利さ。「こんなものを普段持っていると役に立つ場面があるかもしれない」という保険にも似た安心感(ただそれは大概は錯覚)。モロボシダンが持つカプセル怪獣のようでもあります。

ツールカードは総じて普通の道具より小さいですが、ミニチュアとは違います。
ミニチュアにはナイフやノコギリなど、使えるように作ってあるものもありますが、あくまで使うこと「も」できるというだけで実際に使うことを想定して作られてはいないのです。実物をできるだけ小さく作ったらどうなるかというのがミニチュアの面白いところで、観賞が主たる目的です。

これに対し、ツールカードは「携帯して、いざというとき使う」ことが商品コンセプトになっていますので、ミニチュアとは違った工夫があります。しかもカードサイズに収めるという「無理」をしている。その「無理」やりな押し込め方が一味かもしだしているのです。
存在意義からしてカードサイズが絶対条件なので、大概は道具としての使いやすさを犠牲にしています。そのなかでも、普通に使いやすい作りになっているモノに感動したり、使いやすさを無視しすぎたモノにあきれたり、サイズ内に収めるための工夫に感心したりすること、それがツールカードの楽しみ方です。


注:「ツールカードの世界」カテゴリの記事は、私が同名で展開していた別ブログの記事を引っ越して(必要に応じて)修正して掲載している記事が多いです。別ブログで紹介しきれなかったツールカードもこのカテゴリで紹介していきます。