ツールカードは携帯しやすいのか?

ツールカードは携帯しやすいのか?

2012.09.23ツールカードの世界Comment (0) - Trackback (0)

 ツール(道具)とは本来的な用途から考えると、決してカード型である必然性はありません。っていうかカード型なんぞにしたら使いにくいです。
それなのになぜカード型のツールが存在するのでしょう? 
それは、「携帯しやすくしたい」という意図が働いたことは疑いようがありません。商品開発に当たって以下のような発想が背景にあると思います。
 「現代人にとって、キャッシュカード、クレジットカード、ポイントカードなどカードは切っても切れない関係にある。これらのカードは必ず持つものだから、いろいろなインフラが整っている。同じサイズにしておけば携帯に便利に違いない」 
これは素直な発想だと思います。しかし、見落としがあります。
 前半部分に口をはさむ余地はありません。実際、大半の人が何らかのカードを持っています。問題は後半部分です。同じサイズにすれば携帯しやすいだろう、という部分です。


 実は、同じサイズにはならないのです。そんなことを言っても見た目は一緒じゃないかって思うかも知れません。そうです。見た目はあまり変わりません。
 だけどよく考えてみると、ほとんどのツールには「厚み」が必要なのです。

 キャッシュカードなどのデータカード類は「面」の世界で事足ります。なぜなら、データさえ記憶(記録)できればよいのだから...(実際にはデータを格納する極小の厚みは必要ですが)。しかし、道具は基本的に「立体」でなければなりません。つかんだり、はさんだりして使うものだし、ものによっては湾曲しない強度がなくてはならないのです。ツールカードには基本的に道具として使える程度の「厚み」がどうしても必要です。
 実際、一部を除いてツールカードのほとんどは厚いです。 多いのは4-6mmといったところでしょうか。数字だけ見るとたいして厚くはありません。ところが、データカードの方の厚みは0.3-0.8mmくらいでしかありません。実に両者の差は5倍から15倍もあるのです。
 この厚さの違いというものが「携帯しやすさ」を判断するのに、非常に重要な要素になります。
 普通のカード類ってどこに入れていますか? 大抵は、財布、名刺入れ、定期入れ、手帳のどれかでしょう。だけど、それらについているカードホルダー(ポケット)を見てみると、ほとんど厚みなど考慮されてはいません。財布についているカードホルダーなどはほぼ平面といっていいでしょう。 
余裕をおおきくとってあるカードホルダーならばツールカードを入れることができるかもしれません。だけど、カードホルダーに無理にいれると入れ物全体の形が崩れるという恐れもあります。
したがって、キャッシュカード等、普通のデータカードの入れ場所として存在するほとんどのカードホルダーは、厚みのあるツールカードの入れ場所としては期待に沿えないものなのです。

ツールカードは、通常サイズの製品よりはかさばらないうえ、プレート型でサイズがほぼ統一されていることが省スペース効果をもたらし、通常の道具より携帯しやすいのは間違いありません。
問題なのは、大半のツールカードが「クレジットカードサイズ」を「売り文句」にしていることです。クレジットカード並みの携帯性を期待できるのは「真」ツールカードだけなのです。それ以外はクレジットカードサイズという言葉から連想する携帯性を期待すると裏切られる結果となるでしょう。
「正」ツールカードなら1枚だけならカードホルダーに収納できることもあります。しかしツールカードを複数重ねて収納できるようなカードホルダーの付いた財布や手帳はまず存在しないといっていいのではないでしょうか。

結論
「ツールカードは普通のツールと比べれば携帯しやすい。しかし、クレジットカードほどではない」
 
 
注:「ツールカードの世界」カテゴリの記事は、私が同名で展開していた別ブログの記事を引っ越して(必要に応じて)修正して掲載している記事が多いです。別ブログで紹介しきれなかったツールカードもこのカテゴリで紹介していきます。

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