受注生産の意味

2012.07.22工房だより, 雑記Comment (0) - Trackback (0)

現代の日本ではモノがいろいろなところでダブついています。メーカーや流通業者の倉庫、店頭、そして家庭まで。
モノがすぐに手に入る便利な世の中を維持するためには、それも必要なことではありますが、最終的に不良在庫やタンスのこやしになって、せっかく作られたモノが役割をはたせないまま埋もれていくことが少なくありません。
そうなってしまったモノはかわいそうです。
特に革は、かつて生き物だった素材です。使われないモノになるために生まれてきたわけではないはずです。
だから、できるだけ最後の最後まで使ってあげたい。そういう思いがあります。

工房Qで作っているモノは、不特定多数にできるだけ多く売るという商品ではありませんから、必要とする人に必要な分だけ作って届ける受注生産を基本としています(一部例外もありますが)。その仕組みであればモノが無駄にはなりにくいと考えるからです。
受注生産という性質上、お客様には先払いというご負担をかけることを申し訳なく思っております。エコに対する協力としてとらえていただけるとうれしいです。
受注生産としているために、作り手は具体的な使い手のことを意識してモノが作れます。
どこのだれに渡るのかわからない製品作りとは違うモチベーションと責任感が生じるのです。
使い手が喜ぶ姿を想像しながら作れば、ある意味、作るモノに「魂(たましい)」が宿るように思っています。
お客様には、その効果に期待していただきたいと考えています。

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