まかないノート(その1)
拡張性が高いツイストリングノートをベースに
2013.06.24【工房だより, 雑記】 Comment (0) - Trackback (0)
「まかない文具」のうちの一つ、「まかないノート」について紹介します。
本題に入る前に、まず「まかないノート」のベースにしているノートのことから。
そのノートは、文具メーカーリヒトラブが出している名文具「ツイストリングノート」です。
リングノートなのにリフィルを差しかえることができるすぐれものです。
リフィル交換といえばシステム手帳があるじゃないかと思われるかもしれませんが、ツイストリングノートは本当にノート並みの厚さしかなく、システム手帳よりかなり薄いです。
必要な分だけセットしておけばいいのでスマートに持ち歩けます。
A5、B5といった普通のノートと同じサイズなので整頓もしやすいです。
このツイストリングノートの発展余地の大きさにホレました。
まず、リフィルが交換できるということは、システム手帳並みの多様なバリエーションのリフィルが作れる、ということです。
実際、横罫、方眼、無地のラインナップから始まり、その後ダイアリー(コロモガエ・ダイアリー)も出てきています。
まだまだ、バリエーションは増やせると思いますし、スマホで読み取りできるようなリフィルとか、高級紙を使ったリフィルとか、違った方向性も考えられます。
そして、リフィルだけでなく表紙までもが差し替えできる、という点もポイント高いです。
前述のコロモガエ・ダイアリーが、それ用に企画されたものになりますが、バリエーションは無限に作れると言っていいでしょう。
さらに、綴じ具にも発展性があります。今はサイズが2種類のようですが、違うサイズは作れるはずです。
綴じ具の色も拡張余地があります。今は透明なクリアが基本となっていて、系列製品に異なる色がいくつか存在するものの、今のところ色展開はまだまだ少ないです。樹脂製なのでカラーバリエーションはいくらでも増やせるのではないでしょうか。
リフィル、表紙、綴じ具すべてに様々なバリエーションがあるとしたら、ユーザーはノートを構造段階から自分自身が自分用にカスタマイズできるわけです。これは楽しいです。なんかワクワクしてきます。
多色ボールペンでカスタマイズできるものはいくつもありますが、ノートの構造部分からカスタマイズできる製品はありませんからすごい可能性を秘めていると思います。はやくそうしてほしいとリヒトラブさんに期待しています。
さて、本題の「まかないノート」のことです。
ツイストリングノートが発売開始されてすぐ、「表紙も差し替えできる」ということに気づき、革で表紙を作りたいという発想が出てきました。
それが工房Qの「まかないノート」の起点となっています。
まかないノート(その2)に続きます。
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