リフィルが意外なボールペン

リフィルが意外なボールペン
あるいはボールペンのマトリョーシカ

2014.09.18モノモノしい話:文具編, 工房だよりComment (0) - Trackback (0)

家にある机の引き出しを整理しているとき、使わなくなったボールペンのふきだまりのようなパーティションを見つけました。
使えるものだけとっておこうと選別をしていたとき、珍しい形のボールペンを発見しました。
「'84 KVA FESTIVAL」
と書いてあることから、30年前の1984年に入手したものでしょう(おそらくもらいもの)。
どこかで見た記憶はありましたが、存在はすっかり忘れていました。

さてこのボールペン、実は意外なリフィルを使っているんです。

リフィルを取り出してみましょう。

ペンを分解したところ
 
なんと、事務用のボールペンが丸ごと入っています。
大胆な発想というか、思い切りがいいというか...
そもそもこれをリフィルと呼んでいいものかも迷うところです。
マトリョーシカ構造のボールペンとも言えるでしょう。
 
キャップをはずしてボールペンまるごと1本を出し入れする
 
事務用ボールペンは進化し続けています。この中に最新の事務用ボールペンを格納すれば、時代に後れを取ることもないわけで、この方式はあってもいいと思います。
(注:シグノのような太目の事務用ボールペンは格納できません。BICの場合は寸足らずで使えません)

デフォルトで入っていたのは三菱鉛筆の事務用ボールペンBA-55です。
なんと、30年の時を経過してまだ書けました。スバラシイ。
 
 

違う形で事務用ボールペンの風格を高めて使いたいと思ったら
工房Qのペンスーツをどうぞ。
 
ペンスーツ 赤ステッチ