お気に入りの鉛筆を消しゴム付き鉛筆にするスグレ技

お気に入りの鉛筆を消しゴム付き鉛筆にするスグレ技
ダブル鉛筆補助軸の応用例

2014.08.30モノモノしい話:文具編, 工房だよりComment (0) - Trackback (0)

先日、複合筆記具になるペンシルエクステンダーなる記事でダブル補助軸のキワモノ的使い方を紹介しましたが、このダブル補助軸でもっと先に思いつくべきアイデアがあることに、いまさらながら気付いたので披露いたします。

鉛筆といえば、相方ともいうべき存在がありますね。
そう、それは消しゴム。
ダブル補助軸の片側に消しゴムを装着すれば、たちまち消しゴム付き鉛筆になる、というわけです。

で、鉛筆と同じ太さの消しゴムはないものか、と探したところありました。

三菱鉛筆のE-KNOCK(事務用)消しゴムです。(他にもありました。ちょっと下の方にある<追記>を参照ください)
 
E-KNOCK(事務用)消しゴム E-KNOCK(事務用)消しゴム アップ
 
実際のところ、鉛筆よりほんのわずか細いのですが、鉛筆補助軸の締め付け調整機能の枠内に収まるため、十分使えます。
E-KNOCKの消しゴムを適度な長さに切って、ダブル補助軸の片側にセット。そしてもう片側に鉛筆をセットすれば消しゴム付き鉛筆の完成です。
 
消しゴムを好きな長さで切る
 
ダブル鉛筆補助軸によって消しゴム付き鉛筆が完成
 
 
この方式にすることでメリットがいくつかあります。
まずは、書き味が気に入っている鉛筆を消しゴム付き鉛筆にできる、ということ。
そもそも消しゴム付き鉛筆は市販されているわけですが、硬度のバリエーションが少ないのが難点でした。
しかしこの方式にすることで、例えば4Bの消しゴム付き鉛筆ができあがるわけです。
硬度に限らず、自分が好きな鉛筆をセットするのはもちろん自由です。

次に、消しゴムの交換が可能ということ。
普通の消しゴム付き鉛筆の消しゴムは交換できません(※1)。しかも消しゴム付き鉛筆の消しゴムは総じて消し味が悪いというのが定説(?)だったりします。
ところが、この方式では付属する消しゴムではなく、メインの消しゴムとして作られた消しゴムを随時交換できます。
さらに、消しゴムが露出する長さもお好みにできます。
  
消しゴムを好きな長さにできる 長めに出すことも可能
  
E-KNOCK(事務用)消しゴムはスペアの消しゴムだけでも販売していますから、消しゴムの減りを気にすることなくガシガシ使ってもいいんです。
<2015/5/29追記>この消しゴム以外に下記のスペア消しゴムも使えます。
・ノック式まとまるくん
http://blog.goo.ne.jp/hinodewashi/e/748c0eaf89fbbf9ecfa85a2cdb228abb
・STAEDTLER マルス プラスチック用替芯
http://www.staedtler.jp/products/04_eraser/02-holder-eraser/
 
交換可能な消しゴム付きの鉛筆補助軸(※2)というものも市販されていますが、そのスペアの消しゴムより入手しやすいです。
  
  
で、工房Qのペンシルエクステンダーキャップを装着すれば最強です(笑)。
  
工房Qのペンシルエクステンダーキャップを装着
  
どうでしょうこのアイデア。
鉛筆好きな皆さまにぜひ試してほしいと思います。

<追記>2015年10月にクツワから鉛筆補助軸2in1という両側が補助軸になった製品が新発売となりました。これを使うのも快適です。
 
クツワの鉛筆補助軸2in1を使ってみる
 
<関連エントリ>
ミニマムに最適化した鉛筆システム「Yatate」
ミニマムな鉛筆システム 補助軸とキャップのサムネール画像

ペンシルモビルスーツの完成
ペンシルモビルスーツ全景のサムネール画像


※1 交換できる消しゴム付き鉛筆として「伝説の鉛筆 PALOMINO BLACKWING」という素晴らしい鉛筆もあります。
   参考記事→伝説の鉛筆で遊ぶ 

※2 交換可能な消しゴム付き鉛筆補助軸としては、クツワのワンプッシュ鉛筆ホルダーソニックのグリッペンという製品があります。