一つの革パーツだけで作るということ

一つの革パーツだけで作るということ
どんな型紙でできるかチャレンジ

2013.12.19工房だより, 雑記】   Comment (0) - Trackback (0)

工房Qでは、ちょいと変わったモノを作っておりますが、基本的にシンプルさにポイントを置いているのが特徴です。
見た目のシンプルさもそうですが、構造のシンプルさも。

新しいものを作る時、まず一つのパーツだけで作ることはできるかって考えてみることにしています。
金具とか糸は使うとしても、その他は一つの革のパーツだけで組み立てられるかどうかっていうチャレンジです。
無理やり一つのパーツにすることは非合理的なこともあり、手段を考えついても作るのをあきらめることは少なくありません。
ただ、中には合理的にできるものを思いつくことがあります。そういうものが完成すると独特な達成感があります。
他の物とは違う味が現れるうえ、縫合部分が少ないのでそれだけこわれにくいものになります。

現在、製品紹介ページにあるもので、付属品、金具、糸を除いて一つの革パーツだけでできているものは、実はこれだけあります。

フルオープンペンケース「AKERU」
フルオープンペンケース Akeru var.1

札カバー 新発想の財布
札カバー typeB

フリス・キー フリスクケース+キー
フリス・キー ブラック

メモスク フリスクケース+メモ
文具好き、フリスク好き仲間の話のタネに

ダブリスク 2連フリスクケース
ダブリスク  レッド

ミンティアス 2連ミンティアケース
2連ミンティアケース「ミンティアス」 ネイビー(白ステッチ)


上記の製品を作る時に使う型紙は一つだけです。それで革から一つのパーツを切出して組み立てます。
どんな形状の型紙か想像して見て下さい。ちょっとした頭の体操になると思いますヨ。


大人のペンシルキャップペンホルダー類も一つのパーツでできていますが、それらは1つであることが当たり前なのではずしました。