東京蚤の市で手に入れた鉄筆
時代を飛び越え現役道具に
2014.05.20【工房だより, 雑記】 Comment (0) - Trackback (0)
18日に調布市で開催された東京蚤の市で手に入れた鉄筆です。
昔、ガリ版印刷をしたことがある人なら懐かしく思うかもしれません。
これも、おそらくガリ版が世間でよく使われていたころの鉄筆と思われます。
なんでこんなものを購入したのか。
ノスタルジーに浸りたいためではありません。実用として使うつもりです。
ただし、ガリ版刷りをやろうということではありません。
レザークラフトに使用します。
というのも鉄筆という道具はレザークラフトにおいてはまだ現役の道具なのです。
型紙を革にのせて、型紙の枠をこの鉄筆でなぞることによって革に型を写し取るわけです。
工房Qにも鉄筆は当然あります。30年くらい前に購入したものです。
年季がいっている道具ではあるのですが、樹脂製のせいかいまひとつ風格というものがあらわれません。
蚤の市をふらふらと巡っていて、この鉄筆が目に入りました。ペンのネック部分が金属製、ボディが木製で、デッドストックの未使用品なのにすでに風格が垣間見られました。
現在鉄筆という道具のバリエーションは非常に少なく、このようなものはなかなか手に入るまいと即断して購入いたしました。
箱付きというのが時代を物語っている感があります。
家に持ち帰り、使用中の鉄筆とくらべてみました。
長さが20mmほど長く、軸径も1mmほど太いです。
なんといってもエレガントさがあります。
お気に入りの道具になりそうです。
先端が危ないのでキャップをまかないで用意するつもりです。
さてどんなものにしようか、わくわくして考えております。
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