システムジョッター

システムジョッター
書き込み面が4つあるジョッター

2014.08.08実験的製品, 製品紹介】   Comment (0) - Trackback (0)

これまでも当サイトで何回か紹介してはいますが、ジョッターというメモツールがあります。
形状を一言で言えば、「メモ用の紙片がはさまれた板状のもの」になります。
メモ面がむき出しなので、ポケットから取り出してすぐにメモがとれます。様々なメモツールがあるなかで最速のアクションが可能な文具だと考えています。
しかしながら、このジョッターというモノにも弱点があります。
1枚だけ、1件だけなら最速でメモがとれるのですが、2枚目に突入すると突如速度は鈍くなります。
紙片を交換するのに時間がかかるのです。紙片を取り外す作業と、場合によりセッティングする作業が必要になります。
それゆえ2件以上メモを連続してとる場合は、綴じられた普通のメモ帳をめくる方がよほど速くメモできます。

「ジョッターの裏表とも、むき出しの紙片をセットするようにすれば、ひっくり返してすぐ2件目を書き込めるから、この弱点が補える」と気付いたのは「バインダーボール&バインダーシャープwithジョッター」の原型を作った時でした。いわば「両面ジョッター」ということになります。

今回、それをさらに発展させて、すぐに書き込める面を4つ持った4面ジョッターを製作いたしました。

自分の経験として、特にひらめき系のメモを取る時に、一つのひらめきを書いているうちに別のひらめきが受かんでくる、というようなことがちょくちょくあります。
また、買い物メモのように、買い物が終わるまでは表面に露出させておきたいメモがあるときに、違うメモ案件が発生したときにジョッターの機動力がまったく生かせなかったという経験もあります。
そこで、「3面くらいほしい、4面あれば安心だ」という自分内ニーズがもとになっています。

折りたたみ式になっていて、内側に2面、外側に2面の計4面の書き込み面があります(サイズは5×3サイズです)。
実のところ、このジョッターは内側も外側もないというか、どちらの面も内側にも外側にもなるような構造になっております。
リバーシブル構造といえばわかりやすいでしょうか。
両面ジョッター2つが連結している構造ということもできます。
 
システムジョッターは2つの両面ジョッターが連結した構造
 
連結部分はやわらかい羊皮を使い、折り返しやすくしてあります。

折りたたんだ状態の1面に1件のメモを書き、2件目のメモを書くときはひっくり返して裏面に。3件目は折りたたみ方向を変えて内側と外側を逆転させ、4件目を書くときはそれをひっくり返す、という流れで最大4件までは素早くメモをとることができます。
 
システムジョッターの外面と中面その1 システムジョッターの外面と中面その2

  
連結部分にペンをセッティングしておくこともできます。
 
連結部分にペンを差し込むことができる
 
この4面ジョッターは、「メモの種類によって使う面を変える」というような運用ができるのも面白いところです。
思いつきメモ、伝言メモ、備忘録メモ、情報整理用メモ...という具合に。
ジョッターにセットできる情報カードには様々な種類がありますから、4種類の情報カードを4面に振り分けてセットするというような使い方ができるのです。
 
システムジョッターを開いたところ その1 システムジョッターを開いたところ その2
 
さながらリフィルを使い分けるシステム手帳のようである、ということから「システムジョッター」と名付けました※。

参考までに文具メーカーの情報カードサイトへのリンク↓
 コレクトの情報カード
 ライフの情報カード


前半述べているように、「スピード」ジョッターでもあるわけで、いっそのこと「スーパージョッター」とネーミングしようとも思いましたが、いまやスーパージェッタ―を知る人も少なくなかろうということでシンプルにこれに決めました。