剣になったペン

剣になったペン
鉛筆だってファンタジーになる

2013.02.24実験的製品, 工房だより, 文具系, 製品紹介】   Comment (0) - Trackback (0)

鉛筆を愛する工房Qは、鉛筆補助軸も愛用しています(参考記事:古い鉛筆補助軸)。
いくつか鉛筆補助軸を持っていますが、そのうちのお気に入りの一つが信頼文具舗さんで販売している「エクステリバー」です。銀色の古美仕上げでとてもシブい、味のある製品です。
エクステリバーという名前は、おそらくエクステンダー(鉛筆補助軸)とエクスカリバー(魔法の剣)をかけあわせたものだろうと推測しています。
工房Qでは鉛筆補助軸用キャップの「ペンシルエクステンダーキャップ」を作っていたりしますから、この「エクステリバー」用にもキャップを作ってみようと思ったわけです。

剣をイメージしたものなら、「剣のサヤ(シース)のようなヤツがいい」と思っていくつかのパターンを作りまして、最もしっくりきたのが写真のものです(ちなみに工房Qでは本物のナイフシースも作ってます)。
イメージしたのは、ロード オブ ザ リングの主要登場人物であるアラゴルンが持つ剣のシースです。
本物のように剣に大きな鍔(つば)はついていませんが、いかにも剣のような風貌にはなりました(画像をクリックすると拡大します)。
ロード オブ ザ リングの力ですね。
剣の持つムードたっぷり エクステリバーとシース
 
朝日を浴びて聖剣の力がよみがえる風なシーン


「ペンは剣より強し」という言葉がありますが、剣と同化したペンはさらに強く、無敵ではないかと(笑)。
ペンケースの中に守り神のように入れておこうと思っております。

これを、静岡モレスキンミーティングに持って行き、披露させてもらいましたら、なかなか評判がよかったので気分を良くしているわけでした。

基本、個人の趣味物なのですが、所望する方もいたので数個だけお作りしました。
なお、合わせて一番かっこいいのはやっぱりエクステリバーだと思いますが、軸径10mmの細身の鉛筆補助軸なら使えます。ちょっと長槍のような雰囲気になります。北欧神話のグングニールを気取ってみるのも悪くはないです。
普及品の鉛筆補助軸を入れたところ

ファンタジーの世界と革って相性がいいんですよね。ファンタジー映画をよく見ていると革製品の登場比率は結構高いことがわかります。
しかもこれは手縫い、手染めなので、まさにファンタジーの世界の中で作ったものと同質の作り方になっているのではないかと思うわけです。


<追記>
細身の鉛筆補助軸「ハイカラ鉛筆ホルダー」用として「剣になったペン」をオーダーくださったお客様がございました。
この組み合わせも相性が良いようです。
剣になったペンとハイカラ鉛筆ホルダー