静岡手創り市2013秋
木漏れ日がここちよいイベントに
2013.10.13【工房だより, 雑記】 Comment (0) - Trackback (0)
10月12、13の両日、静岡県護国神社でART & CRAFT 静岡手創り市が開催されました。
数日前まで雨が危ぶまれていましたが、結局は晴天で、すがすがしい気候でした。
この会場は緑豊かなところなので、気候がよいと抜群にここちよい空間になります。
そんなロケーションのイベントで全国130もの参加作家の中に工房Qも入れていただいたことは光栄なことです。
春に続き、2回目の参加となりますが、前回よりおそらく人出は多く、製品の売れ行きも前回よりもよかったです。
工房Qのブースに立ち寄っていただいた方々には感謝です。
工房Qはオリジナル性を重視するあまり、正統派オーソドックスな製品はほとんどおいてありません。そんなラインナップでも立ち止まって見ていただいたほとんどの方は好意的な反応を返してくれてうれしかったです。
春開催のときも来てくれて、今回も真っ先にきて革のがびょう(参考記事:極小の小物紹介)をまとめて買ってくれた素敵なお嬢さんが勢いをつけてくれました。ありがとうございます。
中でもお客さんに好評だったのは、5月の雑司ヶ谷手創り市で初披露したカラフルクリップペンホルダー(仮題:ありそうでなかったクリップペンホルダー)でした。
今回あらたに、染色していない生成りのヌメ革のペンホルダーを加えましたが、それも合わせて完売となりました。
雑司ヶ谷と同じく、イベントということでちょっと安い価格にした効果もあったかもしれません。しかし、みなさん一様に関心持って聞いてもらえました。
工房Qのペンホルダーに限らず、クリップ式のペンホルダーという文具の存在を知らない人も結構いまして(文具ファン基準で考えてはいけませんね)、初めて触れるクリップ式ペンホルダーがこんな正統派でないものでいいのかと恐縮しつつ、説明しました。実演販売員気分で。
サイトで興味を持って実物を見に来てくれた方もいて、それもうれしかったです。
「カラフルクリップペンホルダー」とうたいながら、人気色から売り切れてしまい、残り3色、2色とバリエーションが減ってしまった中で最後の1個まで売れたのは本当に感激です。
いただいた意見を参考に定番商品化する予定です。
また、並べて販売したカンヌキ式クリップペンホルダー「カンヌ」も好評でした。
普通の人からは「誰が買うんだこんなもの」と言われていそうなマニアックな多機能フリスクケースシリーズも極些少ながら売れました。
「フリスクにケースなんてあるの? それってそもそも必要なものなの?」というフリスクケース出発点以前の疑問がある方がほとんどなのですが、ケースプラスアルファの機能をつけることで、ケースの存在意義を作ろうと試みている製品群です。
静かにじっとフリス・キーを眺めていた男性がおもむろに「コレください」と言ってきて「やったーっ」と叫びたくなりました。私はちょっとヘンなものに興味を持つ人が好きです。本当はその人のシコウ(思考、志向、嗜好)に興味津々なのですが、男性特有のこわもてかつシャイなムードをまとっておりましたので、たんたんと商品を受け渡しました。
フリストックに興味を持った男性はフリスク好きの知人にあげるために説明を一通り聞いてから購入してくれました。この手のマニアックな製品は決してよく売れるとは言い難いものなのですが、買うとなると半分以上は男性ですね。イベントにおいてはその他の製品の大半は70%以上女性が購入しますから、その現象も面白いと思います。
あと、サイトでも紹介していない製品を実験的にリリースしたら、反応が上々でした。その製品についてはまた後日紹介いたします。
話のタネとして置いておいたコレとかコレについても好反応を得ました。商品にしていなくても人を楽しませる役割を果たしたことで満足感を得ました。
なお、この手創り市が初披露の場となったフルオープンペンケース Akeru Ver.1も数点売れ、残は僅少となっております。
今回の手創り市は北海道から九州までの作家さん130人が参加しましたが、わたしの両隣で出展したお二方も紹介します。
お一人は羊毛フェルトを使った作家さんのtao.taoさん。滋賀県からいらっしゃいました。作品の写真撮影NGなので写真は撮れなかったのですが、それも納得、作家性の高い造形の魅力的な作品でした。
サイトはこちら→ひつじの手しごと tao.tao
もうお一人は陶芸作品を出展した伊藤豊さん。岐阜からの参加です。私からみたら若くてうらやましいと思う青年でした。とても落ち着いた色合いの手触りの良い器を製作しています。
サイトはこちら→器、創作日記。
ものづくりをする人達とは精神的に共感できる何かを感じるので、こうした機会に知り合いを増やしたいと思っております。
<オマケ>静岡県護国神社の雄鶏
初日朝、お参りに行ったら、景気づけしてくれるかのように目の前で鳴いてくれました。
工房Q
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