ノック式ペン型ケガキ針

ノック式ペン型ケガキ針
ペンじゃないペンシリーズ その8

2013.12.02モノモノしい話:ガジェット編, 工房だよりComment (0) - Trackback (0)

ノックを押すと出てくるのはボールペンでもなく、芯でもなく、尖った針です。
この針はケガキ針、金属等の表面をひっかいて線を引いたりする道具です。
ペンじゃないペンシリーズには、使う予定の無いままとりあえず興味本位で買ってしまったものが混じっておりますが、このペン型ケガキ針は明確な目的を持って購入いたしました。

といっても、金属加工のためではなく、革細工のため。
通常型紙から革に型を写し取る時は、ガリ版の原稿を作るときに使う鉄筆などを使います。押し付けることによって表面に跡をつける感じで線をひきます。
しかし、中には普通の鉄筆ではしっかりした線がつきにくい革もあって、そうした革を使うときにこのペン型ケガキ針を用いております。ケガキ針の場合、先端はとても固く尖っているので、表面をひっかくように筋をひくことができます。

 ペン型ケガキ針の先端

 
線を書いているわけなので、ペン本来の役割があるという意味で厳密にはペンの一種と言えてしまうのかもしれません。ペンじゃないペンというより、文具じゃないペンとでもしておけばいいでしょうか。
 
その他「ペンじゃないペン」シリーズ
<その1> ペン型楊枝入れ
<その2> アシュトレーペン(ペン型灰皿)
<その3> ペン型ピルケース
<その4> ポケットタートパン
<その5> ペン型アロマディフューザー
<その6> ペン型耳かき
<その7> ペン型小物入れ?