ひさしぶりに「まかないノート」を作りました(過去のまかないノートはこちらをご覧ください。> まかないノート第1弾 まかないノート第2弾)。今回で第3弾になります。
きっかけは自家用で作りたくなるベースとなるノートが発売されたからです。そのノートとはMUJIから発売されたリフィルノート(A5サイズ)です。
このノートはリングノートなのですが、構造はリヒトラブのツイストノートと同じ仕組みの綴じ具になっています。つまり、綴じ具が開閉し表紙も中紙も交換できるというわけです。革表紙のリングノートというのはこれまでもありますが、紙を使い切るとメーカーに依頼して入れ替えてもらう必要がありました。まかないノート第1弾もまかないノート第2弾も自分で差し替えられるようツイストノートをベースに革表紙ノートとして製作したのですが、このたび、ツイストノート以外の選択肢もできたということです。
テレビ番組のプレバト(TBS)の俳句査定ランキングを見ていて思いついた実験的作品。
幅が狭くて細長いリングメモにペンホルダーが付属しています。
こんな細長いメモ帳でも、俳句や川柳をひねる目的に特化すればちゃんと役立ちます。
5・7・5の17文字程度を1行分書ければ事足りるのですから。
最低限のコンパクトな大きさにしたこれを懐に忍ばせておけば、一句思いついた時にすぐに書き留められます。
先日開かれたアートクラフトフェアに工房楔(せつ)さんが出展されていました。
そこで巡り合ったのがシャム柿(ジリコテ)のエクステンダー雫。
黒柿に似ていますが、黒柿同様の高級材とのこと(※)。木目にほれ込んで買ってしまいました。
さっそく工房Qのペンシルエクステンダーキャップを装着して使用開始しております。
やっぱり木と革の相性って良いです。使うたびに幸せな気分になっております。
先日、地元の文具店でOHTO社のプチプチクリップという製品を購入しました。
クリップですから当然紙を綴じることに使うものです。プチッという音が心地よさそうだという感覚だけで半ば衝動買いしたわけなのですが、これ、思わぬ使い方ができそうなことに気づきました。
クリップとしての厚さは2.8mm程度、そして板バネのような構造。
「もしや」と思って、手元にあった測量野帳(コクヨ)の表紙にくっつけてみました。すんなりはまります。
そして、表と裏のカドにセットしてみました。
これで何がよいのかというと、手帳のカドを保護できるのです。
来年以降のノート・手帳類の母艦にして最前線で働く「新まかないノート」が完成しました。
自家用なのでいろいろな試みを実験的(冒険的?)に取り入れております。
初代まかないノートについてはコチラを参照のほど。
ベースは初代まかないノートと同じく、リヒトラブのツイストノートです(最近はツイストリングノートからツイストノートと呼び名を変えているもよう)。
革工房のまかないですから、これに革製の表紙リフィルを制作して合わせるわけです。
そして今回、リフィルといっても普通の表紙リフィルではありません。
ペンケースになったリフィルです。
まかないで実験的に制作したツイストリングノートメモ用のルーペリフィルです。
ルーペは自然観察、老眼対策などいろいろと使い道があるツールです。
最初から使うことが想定される時はしっかりしたルーペを持っていればいいのですが、そうでない場合、わざわざ持ち歩くのはわずらわしいです。
かといってめんどくさいから持たずにいると、突如ルーペを使いたい場面がやってきたりして、なかなかうまくいかないものです。
できるだけ持っていることを意識せずに持ち、いざという時にさっと使えるにはどうしたらいいかを考えているうちに、普段持ち歩いているメモ帳とあわせて持てばいいと気付いたわけです。
地元の文房具店のセールに行って、店頭で見かけて即座に購入を決めました。
カッターナイフの老舗メーカー、NTの新製品「ZL-1P」です。
調べて見たら今年の1月から販売しているようです。
見た通りのころっとしたかわいい形状にほれました。
と言ってもコレクション的に入手したわけではありません。
実用として使えると判断したためです。
これ、単独で見るとちっちゃなカッターだと見誤るかもしれません。
考案した「輪ゴム式ジョッター」を先日披露したわけですが、その時、もう一つの利点があるとほのめかしておりました。今回はそのことについて。
輪ゴム式ジョッターの最大の特徴は輪ゴムで紙を押さえているということです。
これがくしくも通常のジョッターにはない記入スペースを生み出すことに成功しました。
カンのいい方はもうおわかりでしょう。
これまでにないジョッターの形態を考案いたしました。
題して「輪ゴム式ジョッター」。
ジョッターは紙片(情報カード)がセットされた板状のメモツールです。
工房Qでもジョッター絡みでいくつか新機軸の製品(※)を作りましたが、今回のジョッターはそれらとも違うものです。
※システムジョッター
ツイストリングノートメモジョッター
バインダーボール+バインダーシャープwithジョッター
きっかけは紙片のセットを簡易にできないかと考えたことです。
ほとんどのジョッターは四角い紙片の4つの角を差し込みに差す形でセットされています。
このため、あらたな紙片をセットするのが面倒という弱点があります。
その解決策の一つとしてシステムジョッターなる4面ジョッターを作製したのですが、もっと別の解決策があるのではないかと考えたのです。
そして浮かんだアイデアが、「ゴムで紙片を押さえる」というものでした。
家にある机の引き出しを整理しているとき、使わなくなったボールペンのふきだまりのようなパーティションを見つけました。
使えるものだけとっておこうと選別をしていたとき、珍しい形のボールペンを発見しました。
「'84 KVA FESTIVAL」
と書いてあることから、30年前の1984年に入手したものでしょう(おそらくもらいもの)。
どこかで見た記憶はありましたが、存在はすっかり忘れていました。
さてこのボールペン、実は意外なリフィルを使っているんです。
リフィルを取り出してみましょう。