先日、複合筆記具になるペンシルエクステンダーなる記事でダブル補助軸のキワモノ的使い方を紹介しましたが、このダブル補助軸でもっと先に思いつくべきアイデアがあることに、いまさらながら気付いたので披露いたします。
鉛筆といえば、相方ともいうべき存在がありますね。
そう、それは消しゴム。
ダブル補助軸の片側に消しゴムを装着すれば、たちまち消しゴム付き鉛筆になる、というわけです。
で、鉛筆と同じ太さの消しゴムはないものか、と探したところありました。
鉛筆補助軸(ペンシルエクステンダー)は短くなった鉛筆を使うためのものです。
ただ、鉛筆以外の用途でも使えないことはありません。鉛筆と同じ太さのものなら鉛筆補助軸にセットできるのですから。
その点に着目している方々はいて、これまでも、ボールペンやタッチペンをセットするアイデアが各所で披露されておりました。
いわば、鉛筆補助軸をアタッチメントのベースとして使用するわけです。
こういう仕掛けは男子的に心そそられるものがあります。
そんな中、私もいままで披露されていないアタッチメントがあることに気づきましたので紹介したいと思います。
最近知遇を得たあるマダムは、アンティーク好きで、古い箪笥などの骨董家具をいろいろと持っています。
先日挨拶に伺った時、それらの家具を動かして模様替えをしておりました。
重いのではないかと思い、「手伝いましょうか?」と声をかけたのですが、
「引き出しには何も入っていないから重くないのよ。大丈夫」という返事。
それでもマダムは私の訪問を機に作業の手を止め、しばしアンティークの話をしながら一服タイムとなりました。
話をするうちに、一つの文机に目が留まり、
「いいですねこれ」 「ね、いいでしょ」
なんて話になって、触らせてもらいました。
先ほど引き出しには何も入っていないと聞いていたので、気軽に引き出しを開けてみると、引き出しは空ではなく、使いかけの1本の鉛筆がありました。
「あれっ」と思って、手に取ってよく見ると、
先日、東京・雑司ヶ谷で開催されたみちくさ市ブングテンに立ち寄った際、見かけた古い鉛筆補助軸。
ドイツのステッドラー製で、落ち着いた佇まいが気に入って購入しました。
六角形の木製の軸に差し込む形なので、手で持った感じも鉛筆のイメージそのままに使えます。
ほんの少し鉛筆より太いだけで、とてもスリムです。鉛筆補助軸の中でも屈指の細さではないかと思います。
先日(5月17日)、静岡ホビーショーに行ってきました。
こういうマニアックなイベントでは、素材や道具売場に引き寄せられるのが私の性質です。
この時も小さなブースを出していた道具屋さんに目が留まり、手に入れてきたのが「目盛線帯マスキンジャー」。目盛付のマスキングテープです。
現場文具(参考記事:文具店で売ってない文具 )の一種と言ってもいいかもしれません。地元静岡の企業が発売しています。
私は消しゴムの着脱ができる消しゴム付き鉛筆BLACKWINGを愛用しております。
(関連記事:伝説の鉛筆 伝説の鉛筆補助軸「黒翼エクステンダー」)
発売元のアメリカではこの消しゴム部分のみでも販売しているようです。
消しゴム付き鉛筆の鉛筆と消しゴムを同時に使い終わることはまずありませんから、着脱式にするならば至極当然の発想と思います。
ところが日本では、文房具店でBLACKWINGを置いてあっても替えの消しゴムは置いてありません。
ならば、「作ってしまえばいいよね」と考えておりました。
カッターで普及品の消しゴムを同じサイズに切ればいいのですから。
ただし普通の消しゴムをカッターで切るといっても、消しゴムというものは垂直に切断するのは意外と難しかったりするので、もともと加工しやすいサイズの消しゴムを探しておりまして、このたび発見しました。
今日(5月2日)は鉛筆記念日です。
工房Qは鉛筆を愛していますので、この機会にその愛着ぶりの一端を紹介しようと思います。
まず、以前チラリとお披露目した鉛筆の瓶詰め(冒頭の写真)。
これは刃物で鉛筆を手削りすることにハマった中学生のころから、ためていたものです。
(参考記事:鉛筆を削る楽しさ)
最初は限界まで削って削れなくなったら捨てていたのですが、途中から捨てずにとっておいてこうなりました。
大人になってビンに入れたらカッコよくなって、今では我が家の鉛筆遺産という位置づけにあります。
CDや本などのパッケージや装丁に惹かれて買ってしまうことをジャケ買いといいますが、ノート類でもそういうのってあると思うんです。
ノートは本来、紙質とか、サイズとか、枚数とか自分の用途に適しているかどうか吟味して買うべきものなのですが、そういう諸要件を脇に置いてでも欲しいと思ってしまう表紙のノート。
デザイナーをリスペクトしてしまいます。
私にも「これはジャケ買いする」と決断して購入したものがいくつかあります。
その一つがLIFE社のL.WRITING PAPERです。ちなみにこれはノートではなく便箋です。
これはホームセンターで購入した現場文具です(現場文具については「文具店では売っていない文具」参照)。
KAI(カイ・インダストリーズ:貝印刃物)は以前から職専刃というカッターナイフの刃を発売していて、私も愛用しています。
普通のカッターの刃と比べると超鋭角に刃が付いていて本当に切れ味がするどいです。以前は工具売り場にしかありませんでしたが、最近は文具店のカッター売り場でも見かけるようになっています。
これまでは職専刃をお気に入りのカッターに装着して使っておりましたが、先日、ホームセンターを覗いてみたら、「職専」ブランドのカッターナイフ(ボディの方)が店頭にあるのを発見しました。
私にとってはホームセンターの道具売場は文具店とおなじように刺激的な場所です。
もちろん文具好きと同時に道具好きという面もあるのですが、文具も道具の1ジャンルであり、道具売場には文具的なものも置いてあるからです。
そう、ホームセンターは文具店では売っていない文具を見つけることができる場所なのです。