「まるで、あつらえたようにピッタリ」という言い回しがあります。
この言い回し、皮肉にも「あつらえる」ことが減ってきたことによって使われる場面が増えてきたように思います。
効率性を追求した大量生産品が世の中のスタンダードになっているせいでしょうか。
いいと思って購入しても、どこかしっくりこない部分がある、そんな経験ありませんか?
大量生産品は「大勢の人にだいたい合う」ように作られているからです。
大量に製造・販売することでコストを下げているため安く手に入れられる一方、なにせ「だいたい」なので、大なり小なり合わない部分があります。
ぼちぼちと街にクリスマスの話題が持ち上がるようになってきました。
クリスマスイベントの参加を呼び掛けるポスターはこれから張り出されるかと思いますが、その掲示に工房Qの「革のがびょう」を使って見てはいかがでしょうか。
楽しい催し物なのですから、がびょうも華やかなものにすれば、盛り上がりますよ。
自分が作ったモノが売れると、とてもうれしいです。
ただ、へんな言い方になりますが「『売れないモノ』づくりもいいよなあ」って思っていたりします。
「売れない」という言葉は、使われる場面でいろいろな意味を持ちます。
マニア向けで売れ筋にはならない、という意味での「売れない」
特定の目的用に作ったモノだから、広く一般的には「売れない」
先端を行き過ぎて、利用する場面が少ないので「売れない」
たくさん製造できないので「売れない」
自家用で愛用しているので「売れない」
店のシンボルなので「売れない」
上記のどの「売れない」にも興味があります。
自動車メーカーがモーターショーで公開するコンセプトカーなんてその時点で「売れない」けど、欲しいと思ったりしますよね。
入れるのではなく纏う(まとう)...、お札のカバーという発想で作った新形態の財布です。
持ち物を最小限にして活動したい時にどうぞ。
製品紹介ページ
超シンプル「札カバー」
英語の辞書を見れば一目瞭然ですが、Qというアルファベットが名につく人や物は希少です。その希少性ゆえに記憶に残りやすいと思っています。
工房Qも「Q」を名乗っていますので、Qについてはすこしばかり敏感です。
記憶に残っているQについて、記録しておこうという試みが「記憶に残る『Q』の記録」シリーズです。
さて、その第一弾。
その昔、「マイティジャック」というテレビ番組がありました。
ウルトラマンで有名な円谷プロが制作した大人向けの特撮番組です。
空・海で活躍する万能戦艦マイティジャック号(MJ号)とその乗組員が活躍するドラマです
小っちゃいペンのようでかわいらしく、つい買ってしまったものです。
全長52mm 軸径9mmという小ささ。
小さなスポンジのようなものが入っていて、アロマオイルを染み込ませて使います。
ペン型になっているのはポケットなどに付けて使うためだと思いますが、付けていることを忘れて、無くしてしまいそうな気がします。
同じラインのアロマディフューザーでもチェーンがついたネックレス型があり、そちらの方が無くしにくいと思いますが文具ファンとしてはこちらを選んでしまったわけです。
役に立つキーカバー「コインホルダーキーカバー」について製品紹介記事をアップしました。
500円玉を保持できる他にはないキーカバーです。
コインホルダーキーカバー
ペンクリップが付いた細長い金属片。なんだと思いますか?
これは「ポケットタートパン」という製品です。
テーブルクロスの上に残ったパンくずを掃除するための道具です。ようするに「ちりとり」のことですね。
ちゃんとしたレストランに行くと、ウエイターやウエイトレスがこうした道具を使っています。
コース料理の合間などでパンくずをかたずけている姿を見たことがあるかと思います。
その道具の中でもより「ペンっぽい」製品がこれです。
庭のキンモクセイが満開となりました。
2階の物干し場に立つと香りが漂ってきます。季節を感じる一瞬です。
この花を見ていて、季節感とは関係なく思い浮かんだイメージがあります。
それはメモ帳のRHODIA。
色が似ていると思いませんか。
文具ファンをこじらせるとこうした発想が出てくるようです。
試しにキンモクセイを少し摘み取ってRHODIAの上に乗せてみました。
工房Qの地元静岡には、知る人ぞ知る素晴らしい活動をしている会があります。
24年前に産声をあげたその会は「静岡自然を学ぶ会」と言います。
子育て中に身近な自然科学に興味を持った若いお母さんたちが立ち上げました。それから四半世紀近い間、途切れることなく現在にいたっているのは、会を運営する方々の好奇心、探究心のすごさを物語っています。スタート時9名だった会員数は他県にまで広がり、現在150名にもなりました。